バトルロワイヤル2 【鎮魂歌】
公式HPhttp://br-new.jp/index.html
深作欣二監督がなくなって息子がメガホン取ったんだっけ?
「すべてのオトナに宣戦布告」
前作である「バトルロワイヤル」で行き残った主人公七原秋也(藤原竜也)
が仲間を集めて島に立てこもり、自分達を戦わせた大人たちに宣戦布告をする。
で、これに対してオトナたちはまたもや「バトルロワイヤル法」を発令。
「子供の相手は子供にやらせておけ」ってなかんじで卒業旅行の帰りのバスごと拉致された高校生が強制的に武装させられ、七原秋也たちに立ち向かう・・・。
スカパーでやっていたのでたまたまみたのですが、うーん・・・。
なんか途中からね、説教っぽいの。
前作キタノの娘であるキタノシオリ役の前田愛。久々にみました。ここのところ妹の方が人気あったし。あっぱれさんまの時とあんまりかわんないですなぁ。
衣装は前作のほうがすき。どっちもBA×TSUらしいですけど。
BATSU
さて、この映画は担任のRIKI先生の発言に注目すると結構楽しめます。
ゲームの参加不参加を決める時「人の命は平等なんかじゃありませ~~~ん!」と叫ぶところ。
ああ・・・なんか、すっごいワルモノ。
さらに、「人生には、勝ち組と、負け組の二つしかありません!」と明言。
要するに戦争に参加する人は勝ち組、参加したくない人はいらないから死んでくださいってことですね。
で、バトルスタート。
戦術が拙いばかりか戦略すら立てていない戦いなんて無謀です。
最初のうちは二百三高地よろしく人海戦術かなあと思ったけど、あれはただの無謀ですな。
それともう一つ。戦闘で使ってる銃ですが・・・衝撃大きすぎて未成年者には使えないだろう・・・。
なんて細かいつっこみをいれつつすすめていると、総理大臣自ら
「この際、子供の5人や10人死んでも構わん。ミサイルを使ってあの島ごとふっ飛ばしなさい!」との命令が。どうやら某国の大統領が怒ちゃったらしいです。
え、なんでいまさら?と思っていたらRIKI先生がキレた。
「ガチャガチャうるせぇ! この人殺し野郎!」
「ムカつく国がありゃすぐ空爆する! それが大人のやることか! えぇ!?」
なんでアンタがそれいうの・・・・。
「じゃあなんでアンタはそこにいるんだ?」
ナイスな突込みだよ総理大臣。そりゃそうだ。
そして例の、自分につけている首輪をみせるRIKI先生。
んでもって次に現われたRIKI先生は以下のことをおっしゃる。
「……人生には勝ち組と負け組の二つしかない。本当にそうだろうか?
行け!その答えは、お前らが生きるこの先にある!
俺、お前らと一緒にラグビーやるの、夢だったんだけどな。行けよ、行けーーー!」
言ってることかわってない?ねえ。
これをみたいって人は前作のことも原作のことも忘れて別ものって考えて
ただ一人、RIKI先生だけみてあげてください。